【キミプリ映画感想】キミプリが描いた『アイドル』と『死』

アニメ・映画
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キミプリ映画観ました

キミプリ映画を観ました!

マジで面白かったです。ここ最近の単発映画のなかでもかなり好きかも。

あと比喩とかでなく泣きました。どこで泣いたかは後述します。

以下ネタバレ有り感想へGO!

キミプリと『死』について

キミプリのTV本編ではこころの父やうたのおばあちゃんなど、たびたび『身近な人の死』について触れていました。

これは終盤の展開に向けての布石なのでは…?と思いつつ、
もし仮に今後『死』が扱われるとして、『アイドル』を題材にしたプリキュアでそれをやってどうするんだ…?と謎に思っていました。

そして、今回の映画ではかなり直接的にその答えが提示されたような気がしました。

『アイドルの死』=『推しの引退』

今回の映画で登場した 「サンゴの妖精(長命族)」「人間のアイドル」の対比は「人の人生」「アイドル」の関係を暗示していました。

サンゴの妖精にとってあっという間に人が死んでしまうように、人間にとってもアイドルがアイドルとして生きる時間は短いです。

その短い時間が終わってしまったら、推しが引退してしまったら、アイドルがアイドルとして死んでしまったら、その後残されたファンはどう生きるのか? それが今回の敵が投げかけた問いでした。

今回の映画はキミプリがアイドルモチーフだからこそ出来たテーマでもあり、
これまでのTV版の積み重ねがあったからこそ描けたテーマでもあったと思いました。

わんぷりの出番がめちゃくちゃ良かった。

「自分が推していたアイドルが死んでしまったら自分はどう生きればいいのか」と悲しむラスボスに対して、
その辛さに寄り添うようにわんぷり組が現れた時、私は泣きしました。(比喩とかでなくマジで)

わんぷりは動物をテーマにしたプリキュアで、犬と人が分かりあう過程で立ちはだかる「寿命の違い」について描かれたシリーズでもありました。

今回の映画の中でわんぷり組が戦っている時間は一瞬でしたが、その僅かな時間で私は去年1年間のわんぷりとの思い出が一気に頭の中に蘇り号泣してしまいました。

その他感想箇条書き

ダイアン津田の演技がかなり良かった。
もっと元の芸人に寄せた性格のゲストキャラなのかと思ってたけど、全然違って優しい性格のゲストキャラをちゃんと演じてた。

ゲスト声優のアイドルも出番は少なかったけど全体的に上手かった。

入場者プレゼントのブレスレットが映画の中で『ライブの入場リストバンド』として登場するのめちゃくちゃいいな〜。
「プリキュア映画を観に行く」=「うた達のライブを観に行く」の構図になっているのが素敵だ。

プリキュア映画の中でも上映時間が体感的に短く感じた。
それだけ情報量が多かったんだと思う。(特に序盤)

・「現代のアイアイ島」と「過去のアイアイ島」の二つの世界が舞台で複雑だからとっ散らかりそうだな~と事前にあらすじを見た時点で正直思ってた。
でも実際には全体のテンポが急ぎ足だったおかげで結果的に話がとっ散らからずに分かりやすかった。

・うたたちがはぐれて2チームに分かれる時に「うたとメロロン」の組み合わせになったのが珍しくて驚いた。
普通なら「うたとプリルン」の方が妥当そうだけどメロロンが抜擢された理由が気になる。

(メロロンがシンプルに人気すぎて抜擢されただけかも。女児人気すごいらしいし。 )

ひろプリ組は「ピンチに現れた」感があってカッコよかった。
キュアスカイのキャラデザの主人公感はつくづくかっこいい。

・ わんぷり組はそんなにピンチな状況じゃなかったけどサンゴ妖精の子供が「もっとプリキュアみたいよ!」って言ったら現れてて面白かった。 そんなノリで呼んで良いんだ。
でもわんぷり組はそれでいいかも。

バトルのスタイルにそれぞれのシリーズらしさが出てて良かった。
ひろプリ組はバリバリアクションで戦っていて、わんぷり組は対話しながらハグして敵を捌いていた。

終盤はめちゃくちゃ歌ってた。
でかいボスとレイドバトルしながら歌うのはまほプリ春映画をちょっと連想するかも。
でもまほプリ春映画以上にめちゃくちゃ歌いまくってた。

CGだったソロ曲バンク技をわざわざ作画で再現したのは嬉しかった。
作画にした理由は演出の都合もあるだろうけど、アニメスタッフのこだわりも入っているのかも。

キュアバタフライのアクションが明らかに芳山作画だった。もはやバタフライ専属アニメーターかな。

・作画監督が板岡氏だったけど、良くも悪くも板岡作監っぽさは強く感じなかった。


(追記感想箇条書き)

・過去に飛ばされるシーンの直前に、遠くでわんぷりとひろプリが変身しているらしき場面があった。

あんまり変身してる時の様子って外から見えることないけど、変身中の謎空間が外から見える様子はレアだ。

ズキューンキッスの「Awakening Harmony」が1番フルで使われていた。
普段サビしか使われない曲が大事な場面で長尺になる展開、激アツすぎて心キュンキュンしてます!

おわりに

今回のキミプリ映画、マジでよかった~…。

映画を観て、「キミプリの最終回ではアイドルプリキュアの解散描かれるのではないか…?」と身構えてしまいました。

実際にどうなるかは今後明らかになるので、今は残り限られたキミプリとの時間も大切にしたいと思います!それがいかに大切かは、今回うたが俺たちに教えてくれた事でもあるから…

(おわり)

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