ジークアクスおもしれ~~~~
のでジークアクスの現時点での感想を書きます!!
(第9話『シャロンの薔薇』まで)
前置き
先に断っておくのですがジークアクスの『ここどうなん…?』と思っていることをメインに書きます。
なぜそんなことをするかというと、
今後どう着地するのか分からない今だからこそ、あえて引っかかっている部分を書いておくことで終盤の展開をより楽しめる思っているからです。
つまり今だけのライブ感を楽しもう!!!という話です。
………予防線を張ったところで、早速感想へGO!!!!!
マチュとニャアンの関係性について
7話『マチュのリベリオン』ではマチュとニャアンが精神的・物理的に分断されました。

9話現在までこの状況は改善せず、物語的には『溜め』のターンになっているので、このタイミングであれこれ不満を言うのはあまり正しくないことを前提とした上でなんですが…
その……
正直言うと…
これからマチュとニャアンが仲直りしてもそんなに嬉しくないかも…
2人の分断の原因についてですが、
仲が良かった2人がケンカをしたわけでも、うわべだけの偽りの友情が崩壊したわけでもなく、
「ピンチを乗り越えられるほど2人の関係値が足りて無かっただけ」に見えました。
なので2人が引き裂かれてしまった時もあまり悲しくはなかったですし、これから仲良くなったところでそんなに…嬉しくなれる…のか…?と思ってしまっています。
この私の¨乗れなさ¨の根底には「マチュとニャアンの2人の関係性を示すエピソードを序盤で見せて欲しかった」という不満があるのだと思います。
2人のエピソードが序盤にほぼないまま中盤の転換点を迎えてしまったので、分断してようやく「あ、この2人まだそんな仲良くなかったんだ」と私は知りました。
そんな状態なのでマチュとニャアンの今後が予想出来ないし、あまりピンときていない…というのが現状での本音です。
(とはいえ、2人がガイナ立ちで共闘したらそれだけで100点にひっくり返るかもしれませんが。)
ニャアンの「シュウちゃん」呼びについて

いつの間に「シュウちゃん」呼びになったの!?
ニャアンのシュウジへの心境の変化はマチュとの分断にも関わる重要な要素なのですが、そこにあまり描写が割かれなかったのはあまり納得がいきませんでした。
ただ一方で、ニャアンの心境が説明不足なのはある程度意図されているものなのではないか…?とも思っています。
大きな根拠はないので確信を持って言えることではないのですが、
ニャアンについては、キャラクターとしての「掴めなさ」を楽しむのが良いのではないかと思っています。
ニャアンという存在からは『一見ボケっとしているように見えるが、ニャアンは彼女自身の考えがあって生きているし、みんなにとって都合いいように生きる人間ではない』というメッセージを感じます。
だからこそニャアンは我々の知らない場面でも生活しているし、シュウジに対する心境も視聴者の見ていない間にもどんどん変化しているのだ…と。
飛躍しすぎかもしれませんが個人的にはそう解釈しています。
MAV戦術について
欲を言うとクランバトルはもっと分かりやすくMAV戦術を活かしたバトルが見たかったです。
『片方のパイロットが覚醒したおかげで勝てた』みたいな展開が多かったので…

クランバトル編が終わってしまったのでMAV戦術が今後も出てくるのかは分かりませんが、最終回までにマチュとニャアンの共闘は見せてくれ!!!!!と願っています。
シャロンの薔薇の正体
シャロンの薔薇の正体は「エルメス」というファーストガンダムに登場する機体らしいです。

二つの世界の機体が同じ空間に融合し始める展開はアツい!!!!!
画風が違うキャラが共存するとギャグになってしまいますが、機体なら絵的に成立するところも面白いです。
正直初見時はエルメスを知らなかったので「元ネタありげに出てきたけど…なんこれ?」と思っていましたが、この辺りはネット感想で補完して楽しんでいます。
コンテンツの歴史のタダ乗りを許しておくれ…。
マルチバース展開について

9話ではララァによって「実はこの世界の他にも平行世界があるんだ!!」という種明かしがされました。
また、『シャロンの薔薇』の正体が『別の世界の機体とそのパイロット』だったことが明らかになり、平行世界がこちらの世界に交わっていることが示唆されています。
これ関しては「なんだってー!」という驚きももちろんあったのですが、同時に『マチュには関係なくない…?』と思う気持ちもありました。
9話はほぼマルチバース&ループ設定の開示が話のメインで、そこにマチュ・ニャアン・シュウジ・ジークアクス(機体)が絡んでこないのでやや物足りなさを感じました。例えばシャロンの薔薇をシュウジが奪いにきて…的な展開が欲しかったかも。あくまで例えばですが。
マルチバース&ループ要素は物語の舞台的に出てきて然るべき設定なのですが、それがマチュにとってどういう意味を持つのかは今後一番楽しみな部分でもあり、最終的にちゃんと纏まるのかな…とハラハラしている部分でもあります。
過去作要素について
ジークアクスは「オールスターもの」的な側面があり、過去作キャラや機体がファンサとして、また物語の鍵としても登場します。

私はガンダムシリーズをほぼ知らないので、「元々見ようと思っていたアニメにオールスター要素がついてきてラッキー!」くらいに思っています。
ただ、オールスター要素が派手すぎて物語の主人公「マチュ」という存在が霞んでしまわないか…?というのは先行上映で見た時からずっと気になっています。
壮大な宇宙世紀で起こる事件に比べたらマチュの「親に進路を口出しされてウザい」という気持ちはあまりにちっぽけです。
この対比は効果的に活きている場面もあれば、本当にマチュが物語から置いてけぼりになってしまっている場面もあります。
先ほど述べたように「シャロンの薔薇の正体が明かされたところでマチュに何の意味があるのか分からない」という状態は、宇宙世紀という壮大なスケールを前にマチュが霞んでしまっている状態だと思います。
「オールスター要素」が大きければ大きいほど嬉しい気持ちはありますし、「シャアがどうなるのかもっと見せてくれ!」と思う気持ちも確かにあります。
しかし個人的にはあくまで「マチュの物語」がメインであって欲しいと思っています。
「ジークアクス要素」と「オールスター要素」のバランスが最終的にどの方向に向かうのかはまだ分かりませんが、
シャアの行方もジオン軍の思惑も宇宙世紀の壮大な物語もマルチバース設定も、
それらを全部吹き飛ばすほど自由に暴れるマチュを見せてほしいと思っています。
ジークアクス(機体)に対する願い

ジークアクスは時にまるで意思があるかのように動きますが、その理由はまだ明かされていません。
『ディアブロ』という不穏な伏線もありますが、「ジークアクスがマチュを受けいれていた理由は実は●●だった!!」と悲しい展開になるのは個人的には避けてほしいです。だって主人公機が悪者だったら悲しいし…
個人的な願望としては、「ただジークアクスがマチュに惚れているから」とかであって欲しいな~と思っています。
ジークアクスはマチュにとっても視聴者にとってもヒーローのような存在であってほしいです。そのほうが嬉しいから…
しかしガンダムの世界でそれが許されるのかはまだ分かりません。そんな頭お花畑なことを望んでいたらあとで地獄を見せられるかも…
それでも私はマチュを自由に解き放ってくれるのはジークアクスだと信じています。
がんばれ!!!!ジークアクス!!!!!!!!
おわりに
「文句も願望も言いすぎだろ!」と言われそう。その通りだと思います。
ジークアクス自体は楽しんで見ているんです!!本当に…。
ただ、ジークアクスはついのめり込んで見てしまうがゆえに「ここのシーンはもっと見せてよ!!!」とか「これからこうなって欲しい!!!」みたいな気持ちも出てきてしまいます。
そういう気持ちも全部含めて、今後どんな展開になろうとも最終回までジークアクスを存分に楽しみたいと思っています!!!!!!
ジークアーーークス!!!!!!!!
(おわり)
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